2016年3月18日。那覇で結婚式の撮影


2016年3月18日。那覇で結婚式の撮影

「おぉ、その爪可愛いね」と僕が言うと、「そうでしょ? 撮って撮って」と言われてカメラを向けた。

撮って欲しいところを言ってもらえると、僕はなんか嬉しい。


2016年3月18日。那覇で結婚式の撮影

初めての会場の場合、方向音痴で迷いたくないからっていうことでかなり早めに会場に入ります。

そして迷いながら、「どこから自然光が入ってくるか?」ってのに気をつけながら歩いていると、余計に迷うんだけどその分よさげなところを見つけやすくなります。

そしてまた僕は道に迷うのです。

2016年3月18日。那覇で結婚式の撮影

挙式のリハーサルへ。

「どうしよう、リハーサルで泣いちゃいそう」と新婦さんは言い、「だいじょぶだいじょぶ、俺も涙もろいから」と、励ましにはならない励ましをした。

2016年3月18日。那覇で結婚式の撮影


2016年3月18日。那覇で結婚式の撮影

で、我慢出来なくなって泣いちゃった。

僕は笑ったけど、なんかウルウルし始めた。

2016年3月18日。那覇で結婚式の撮影

リハを終え、本番へ。

2016年3月18日。那覇で結婚式の撮影

僕は「ベールダウン」っていう儀式を知らなかった。
お母さんにベールを下してもらう。

新婦さんは「もうだめー」と言って泣き、僕は「俺も無理ー」と言った。

2016年3月18日。那覇で結婚式の撮影




2016年3月18日。那覇で結婚式の撮影

今までの撮影の中で、こんなに和装が似合うご夫婦は初めて。

新婦さんが準備をしている間、新郎さんはずっとかぎやで風の練習をしていた。
この挙式の為に、毎日深夜まで二人で練習していたそう。

2016年3月18日。那覇で結婚式の撮影

「山田さん、山田さん、カタナ!」と新婦さんは言った。
「え? う、うん、じゃあ撮るね」と言って撮った。

2016年3月18日。那覇で結婚式の撮影

結婚式のときの女性の髪型とかそれに付属する色々が好きだ。

メイクさんたちの仕事っぷりもきちんと撮らせてもらえると、僕は嬉しいです。

2016年3月18日。那覇で結婚式の撮影

新郎さんは鳶職人で若き経営者。
僕より断然しっかりしてるし、僕が高校卒業して初めて務めた会社は建築資材を配達する仕事だったので、現場で働く人たちが僕は基本好きだ。

何より建築関係の仕事をしている社長さんで、いい加減な人に会ったことが無い。



2016年3月18日。那覇で結婚式の撮影

挙式と披露宴が終わり、二次会へ。

二人とも、大変めんこい。

2016年3月18日。那覇で結婚式の撮影

「山田さん、じゃあ私回りましょうか?」と言って、突然くるくると回る。
やっぱこの子、おもろいし、めんこいなぁと思いながらぱしゃぱしゃと撮影。

結婚式のときの女性の髪型とかそれに付属する色々が好き。

二次会はライブ。

沖縄 アーティスト写真 アー写


2016年3月18日。那覇で結婚式の撮影

みんなどんどんテンションが上がっていくのがわかる。
僕もそれに引っ張られて、どしどし楽しくなってきてシャッターを切りまくる。

2016年3月18日。那覇で結婚式の撮影


2016年3月18日。那覇で結婚式の撮影


最高。
僕も混ざりたくなってた。


2016年3月18日。那覇で結婚式の撮影


2016年3月18日。那覇で結婚式の撮影



そしてライブの途中で胴上げが始まった。
沖縄の結婚式と胴上げはセットだ。

でもこの高さとその向きは今まで見たことがなくて、ちょっと一瞬だけ写真を撮るのを忘れて「すげー」と僕は声に出していた。



沖縄の結婚式。胴上げ。


フロント胴上げだった。


そして無事、二次会も終了。
撮影は0時過ぎに終わった。

最後に新郎新婦さんの家族の写真を撮らせてもらってお礼を言い、プランナーの方に挨拶をして僕の仕事は完了。

荷物を持ってありがとうございましたと階段を下りた。
でも、最初に来たときに開かれていた自動ドアが閉められていて出られない。


もう一階下に下りてみても、「北側のエレベーターを使ってください」と、無機質な文字で書かれて紙が貼られていた。


北がどっちかわからない。
どうか僕に東西南北で指示を出すのをやめてくれ、とその貼り紙に向かって僕は立ち尽くす。

もう一度元の階に戻ろうと階段を上り、また元の場所に息を切らして戻る。
誰もいない。


不安になる。

「もしかして俺、ホテルで遭難するのか? 嫁、小鉄、コバチとはもう会えないのか」 と。


時間は限られている。


もう一度下に降りようと階段を下りた。
違うルートから俺は帰るぜと、重たい荷物を持ってウロウロウロウロ歩き回った。


そして気付くと、僕はまた同じ張り紙の前に立っていた。



ホテルの階段で、僕はその貼り紙と自分を呪った。