美唄の革職人のブログ

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数年振りにひげを剃った。そして大人の会話

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風呂に入り、髭を剃ってみた。

もう多分10年くらいほぼヒゲがある状態だったので、いつもハサミでジョキジョキと切ったりしていたので真っ当に髭を剃るっていう経験が割と希薄な方なので、よし、剃り終わったと思って風呂を出て服を着て、さてさて仕事しますかねと思ったは良いけれど、そういやちゃんと剃れてんのかなと手で触ってみたら、完全にヒゲが残っていた。

鏡の前に行き、自分の剃り具合を見てみる。

唇の下、鼻の穴の下にたっぷりと毛は残っていて、特殊メイクでもこんな笑える顔作れねぇだろとか思い、ニヤニヤしながらまた安全カミソリですちゃすちゃと剃り終えてなんとかミッションはコンプリートした。

髭の無い自分の顔。
これがなんだか凄く違和感があって、一言で言えばとっつぁん坊やみたいになっている。

僕は小学生くらいからあまり顔が変わっていなくて、その頃は完全に老け顔だったんだけど、そのまま大人に、というかおっさんになってくると童顔みたいな扱いを受け、これはちょっとよろしくないなと思って髪を伸ばして髭を生やし、ようやく世間一般のそれなりの見え方になったような気がしないでもないんです、これ本当に。

友人にはちらほらとハゲてくる人が出てきて、それをイジれるタイプだと良いけど、それ言っちゃうとなんか急に僕の人間性を否定してきたりしたら怖いなと思って、なるべく髪の毛の話をしないようにし、そして太ってきた友人とメシを食ったりする場合、本当は僕はとても食欲旺盛で、食べ過ぎてすぐに太ることがわかっているので、日ごろから食べる量をコントロールするようになったんだけど、それを言うのもなんか失礼な気がするので「なんかもう、最近食えなくなってきたんだよね。胃もたれするし」ってことを何度も言って、お互いに微妙な逃げ道を作って会話を進めていく。

ふむ。大人になると会話って難しいのだきっと。

そもそも、特にこの30代後半っていう年齢って、すごく微妙な世代なような気がする。
「ここは分水嶺で、ここでおかしなことをすると一気に違う方向へと流されていくような感覚」みたいなものがある。きっとある。

友人で転職しようとしているけれど、もうそろそろ良い歳だし動けないよなって思いこんでいる人もかなり多い気がして、そんな転職したいんだったら悩んでいる間にどんどん歳は取っていくんだからさ、早めに動けば良いんじゃない? ってことを緩やかに穏便にさらっと言ってみても、割と話は複雑にもつれていって結果的にうやむやになる。

そして僕もこうしてフラフラと引越しを繰り返しながら暮らしていると、結構みんな本気で心配してくれるようになってきて、「そろそろ落ち着いたら?」とか「そろそろ結婚した方が良いんじゃない?」ってことを言われたりもするけれど、「まぁね」と言って僕もはぐらかすのだ。

結果的に、他人の人生にアドバイスなんていらないんじゃないかなと思う。

言う方も言われた方も、それぞれにそれぞれの人生とか考え方があって、公務員と会社員と自営業と職人と作家やアーティストの人たちにはもう自分の中に恒常化した常識みたいなものが存在してしまっていて、例えば「金を稼ぐ」っていうことに関するアプローチの仕方や、一日の時間の流れ、安定感、突発性はかなり職種によって異なってくるので、結果的に将来のことを話すと「収入」って部分がフォーカスされるものだから、それをこう、あらゆる職種の人たちが異なった方法でそれを得ている以上、きっと話は着地点を見つけられないんじゃないかなぁとちょっと思ったりしたわけです。

おぉ、俺にしては割とまともなことを書いてる気がする。

これはきっと、ヒゲを剃ったことによる副作用だな。
ヒゲを剃ったことによって、恐らくちょっとだけ世間にコミットしたんじゃないかなと思う。

さて、昼飯はラーメンじゃ。

ラーメン食ってから仕事しよ。

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