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あさひちゃん一家。TOKYO FM

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TOKYO FMの「yes!」

以前にも書いていたように、今朝くらいからTOKYO FMさんの「yes!」という番組ホームページで写真を使って頂いています。
これから残り4週分も撮影させてもらいますので、その話題も今後ちらほらと書いていけると思います。

www.tfm.co.jp

あさひちゃん一家とケイブストアでご対面

昨日、18時に店を閉めて札幌へ。
さやの大学時代からの友人で、イギリスへの1年間の留学もたまたま一緒だった、あさひちゃんとその旦那さんと娘ちゃんに会いに札幌のケイブストアへ。

やっぱりそういうとき、なるべく良い子でいた方が良いだろうということで、時々使う「チャランポランっぽいけど、挨拶はしっかりとしているから、あれ?実はこの人、育ちが良くて礼儀正しい人なんじゃないのと思わせるの術」を使い、「あ、どうも初めまして。山田と申します。遅くなってしまってすみません」とご挨拶。

すでにみんなは先に飲んでいて、キャッキャキャッキャと話は進むかと思いきや、あさひちゃんが急に「ブログ読んでますよ」と言ってくれて、そこで僕の緊張は一気に高まります。

「いやいや、あんなしょうもないものはもう、全然読み飛ばしてください」と言い、なんでこの仕事をしているのかとか、昔はどこに住んでいて何をしていたのかといった話を色々とさせてもらって、そこからはお酒が入ったあさひちゃんとさやの独壇場へと変わっていきました。

「あさひはね、本当に人の良いところを見つけるのが得意だから、みんなに愛されてるんだよ」

「うーん、そうかな?ただ、誰かを傷つけないように、とは思ってるけど。でも、さやはすごいしっかりしててさ、もし留学中にさやと一緒じゃなかったら大変だったと思う」

「あさひだってしっかりしてるじゃん。英語ペラペラだし、イギリスに着いたときに、大きなバックパックの中にね、洗濯物を干すあの洗濯バサミが沢山ついてるやつ入ってたんだよ。あれのおかげで凄い助かったもん」

「一応ね、私も留学前に色々調べたら、あっちにはそれが無いって聞いたから持っていったの」

「で、それを半分使って良いよって言ってくれて、なんて優しいんだろうって私思ったもん」

「あはは。楽しかったよね。あと、さやはすごいその、女の子特有のねちねち感が無くて、スパッとしてるからすごい一緒に居て楽だったよ。だから今もこうして一緒にお酒が飲めるしさ」

「えーそうかな?でもそうやってあさひが相手の良いところを褒めてくれるのが嬉しいよ」

ひとまずいつもはお喋りの山田が入る隙間もないくらい、女性2人はキャッキャキャッキャと盛り上がります。
なんとかギリギリの隙間を見つけ、僕はちょっとした小話を入れるも、ややウケの状態。
(大丈夫。まだチャンスはあるはず)と僕はその隙間を見つけようと話を聞き、ウハハハと笑います。

そして話はあさひちゃんの旦那さん、よっちゃんの話題へと移っていきます。

「それで、あさひの旦那さんはよっちゃんって言うんだけど、見た通り優しいし、小学校の先生だからまずは全部肯定してくれるの」

この頃には僕もよっちゃんも、完全に聴く体制に入り、時々「お酒、何飲んでるんすか?」と僕が聞き、「あ、ハイボールです…」「あぁ、そうすか…。俺は…、ビールです…」と男2人はこそこそと時々話します。

「うん、よっちゃんは昔からずっと優しいよ。家のことも子育ても色々協力してくれるし、すごく助かるの」

「そっか、良いよね。子育てをしながら仕事をしてると、やっぱり夫婦の協力って絶対大事だと思うもん」

そのまま、次はよっちゃんの話題が続きます。
やはりさやの言う通り、あさひちゃんは凄く人の良いところを見つけるのが上手い人で、それをきちんと相手に伝えられる、という美徳を持っている人でした。
話を聞きながらお酒を飲み、僕はまたそんなウケないことをチョチョッと入れて、あー…、うん、となります。

そして、いよいよ僕の番が回ってきたようなそんな雰囲気。
よし、ここは一つ、山田の中でちょっとだけ面白い話を放り込んでみよう、と僕が短い話をしました。

「昔さ、フランスのどっかの田舎の街を歩いてて、その時バックパックを背負ってうへうへしながら歩いてたんよ。そしたらそこで工事してるおっちゃんたちがいてさ、俺がその横を通ろうとしたときに、急におっちゃんが手を止めて、俺の方をバッと見て、急にだよ、急に俺を指差して『ベネズエラ?』って聞いてきたのよ」

「えー、そっか山ちゃん、顔濃いから南米の人っぽいもんね」

「うん、確かに濃いよね」

「…」

「…」

「…」

「うん、濃い…よね…」

ちょっとその、なんだろう、すっごい嫌らしいけど、何かこうあさひちゃんはみんなを褒めていたので、僕もそのね、なんかちょっと褒めてもらいたいなと思ってのジャブだったんだけど、着地点はまさかの「濃い」でした。

でも、続きはあった

さすがに僕はこのままじゃいかん、と。
ブログを読んでなんとなくこんな感じの人、っていうイメージを持って来られていると思うので、何かこう、「山ちゃんって面白い人ね」っていう雰囲気を作りたかったんだけど、なかなかその、僕がどうにか挽回しようと思ってワーッと話をして、よーし、今からオチを言うぞーって思ってたときに、娘のキノちゃんが「ねぇお母さん、アメばっか食べてたら体に悪いから、お茶をちょうだい」と話に入ってきて、「あ、はい、お茶ね。どうぞ」と言って手渡し、「で、山ちゃん、なんだっけ?」みたいなことが続き、いよいよ僕の焦燥感は高まります。

ただ、こんなことではいかん。
男、山田和史。いや、漢、山田和史。攻めは最大の防御よろしく、だーっと空回りをしながらも話し続け、ちょっとウケたり、ウケなかったりを続けました。

そしてそろそろ夜も遅くなってきて、終わりが近づいたのをみんなが察知します。
でも、多分きっと、相手の良いところを見つけるのが上手いあさひちゃんも、きっと僕のことをきちんと褒めていないということに気付いてくれていて、最終的なまとめに入ってくれます。

「山ちゃんと今日初めて会えて楽しかったです。あれだよね、山ちゃんの良いところはさ…」

僕は (時は来た…) と覚悟をしました。

きっと、今までの僕のこの空回りしながらの話や、さやから予め聞いていたこと、そして、進藤さんの娘のニコに「ここにいる大人の人の中で、このおじさんが一番頭が悪いんだよ」と真っ直ぐな暴言を吐かれたことも踏まえ、きっと僕を凄く持ち上げてくれるんだな、そして今日はぐっすりと眠れるんだなと、ワクワクが止まらなくなりました。

そして、あさひちゃんは遂に言います。
僕の良いところを並べてくれるのです。

 

「色々と話をしてさ、山ちゃんのいいところは…」

「うん…(ゴクリ)」

 

「あのー、あれだよ」

「なになに?」

 

「えーっとね」

「うん」

 

 

明るい、よね

 

「ありがとう」と僕は言った。
「ありがとう」と僕は言えた。

「あさひちゃん。俺への感想、やけに薄味じゃない?」とは言わなかった。
「あさひちゃん。俺への感想、やけに薄味じゃない?」とは言えなかった。

今日はピクニック

そして僕らは店を出て家に帰り、今日は朝から温泉に入り、ピクニックをした。

「ここにいる大人の人の中で、このおじさんが一番頭が悪いんだよ」と言ってくれたニコの顔。
「明るい」の一言で僕をまとめた、褒め上手なはずのあさひちゃんの戸惑った顔。

僕はたぶん一生、忘れない。

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